第5回 佐藤一郎とその仲間たち展
テーマ：高橋由一（1828-1894）へのオマージュに出品致します。
高橋由一へのオマージュということで、私は由一の作品の『花魁』を選びました。
由一の描いた花魁（モデルは小稲）は、華やかで美しい皆が憧れるような花魁ではなく、身に着ける着物や髪飾りは煌びやかなのですが、小稲の表情は決して幸せそうにみえません。私も花魁についての資料を見たり読んだりすると、複雑な心境になります。華やかで女性からも憧れの存在であった遊女たちの真実の想いは、今では決して知ることが出来ません。
私が今表現できる花魁をどう表現するかかなり悩みました。
生きている時代は違うけれど同じ人間で同性として、自分の中で信じられることを表現してみました。
↓こちら作品の一部になります。タイトルは『花魁魂』です。
お時間ありましたら、ぜひお立ち寄り下さい。よろしくお願い致します。