コロナ禍により、お家時間が増えたのをきっかけに読書をすることが増えましたが、
源氏物語(平安時代)から始まり、心理学の本が何冊も続き、アンデシュ・ハンセン「スマホ脳」、
やなせたかし「ぼくは戦争は大きらい」、遠藤周作「深い河」、
そして鴨長明「方丈記」(平安〜鎌倉時代)という流れで再び、気づけば平安・鎌倉時代へ戻ってきました。
2000年代に書かれた「スマホ脳」は現代社会の中で生きている自分にとって、
ショッキングな内容でしたが、平安〜鎌倉時代に書かれた「方丈記」が今の時代のことを
語っているようで、いつの時代も変わらない人間の愚かさを突きつけられました。
もし令和時代に鴨長明が生きていたら、断捨離して外から入ってくる、情報を整理するのかしら。
どちらにしても、鴨長明のような生き方が出来れば、最強だなと羨ましく思います。
中でも遠藤周作の「深い河」が戦後世代の私にとって、
戦争の恐怖がまた少し分かり、宗教についても考え、
しばらく、「深い河」の世界から抜け出せずにいます。
ですが、どこか肩の力が抜けるような気持ちになり、
価値観の違う人々が集まった社会なのだら、
理解しあえないことがあるのは当たり前で
多様性を大事にしていこうと改めて感じました。
結局好んで読む本は、「般若心経」につながるなとなり、
私の好きな僧侶の方がYouTube語っている般若心経の物語をみて、心を整えます。