東日本大震災から今日で9年目。
あれから9年。あのとき、私は美大受験の予備校で生徒と一緒に絵を描いていました。
さすがにいつもより大きいな揺れだし、随分長いなと思いました。でも、みんなと一緒だったので、正直ものすごく怖かったというわけではなく、、、。
けれど、時間が経つにつれて、東北の方がものすごい被害になっているということがわかってきました。
深夜のニュースで気仙沼が炎に包まれている映像が衝撃的でした。
福島第一原発事故もあり、当たり前にある社会が、自然の力で一瞬に崩壊していくんだなと思いました。今まで生きていた時間の中でこんなにも大きな出来事を経験したのは初めてです。
戦争も、原爆も、地震も、台風も絶対に忘れてはいけない、残された人間は、語り次いでいく義務があると思います。そのためには、真実を知る権利があります。
日々流されているニュースも自分の目で確かめて真実を見極めていかなければいけません。
9年後の今日、私はアトリエで制作をしていました。
生きているからこそ、制作することができ、喜びも感じ、学ぶこともでき、悲しみも感じられる。いくつになっても、色々なことを学び成長し続けることが大事だと思っています。
9年後の今だって福島原発で働いている人がいる、きっとまだ災害で家族を亡くして悲しんでいる人もいる。
何かあったときだけ助けあったり、人のことを思いやったりするのではなく、
何もない時間にも、温かい心を持ち続けていける世界になっていければいいなと思います。
そのためには、周囲の人に優しくすること、自然と調和していくこが大きな平和につながるはずです。